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2020.02.21
ひとりごと
お茶の時間で繕いを2月 美味しいだけじゃないお茶の活用法
一年で一番寒さが厳しい季節ですが、立春を過ぎると、空気感が日を追うごとに春めいてきます。
畑のお茶の木も、たっぷりと蓄えたエネルギーで、いざ、芽吹く準備に向かっているころです。
4月の新茶から始まり、秋の蔵出し熟成茶、そして冬には体を温めるお茶。暮らしの中にはいつも美味しいお茶が存在していますが、実は、それだけではないのがお茶のもうひとつの魅力です。
日本茶の香りを楽しむ。
日本茶にはリラックス効果のある香りの成分が多く含まれています。
香りをかぐだけでも、疲労回復、鎮静効果、血圧降下、抗不安作用なども期待できます。小鍋にお茶の葉を入れ、コンロで軽くあぶると、
お部屋の中がお茶の香で満たされ、加熱により出てくるピラジンという成分によって心が静まり、リラックスできます。
また、お茶の葉は臭いを吸収する力もあります。これを利用していやな臭いを吸い取ってもらいましょう。たとえば冷蔵庫や食器棚、臭いの気になる所にお茶の葉を置いておくと効果があります。また電子レンジなども小皿に乗せたお茶の葉を30秒から1分加熱すると、レンジ内のいや な臭いを吸い取ってくれるのと同時に、お茶のいい香りがただよいます。
また、飲用する事で体に直接効く成分も豊富です。
上級の玉露は基本、冷ましたお湯でゆっくりと淹れると美味しい、といますが、カフェインも多く含まれているので熱い湯でさっと淹れて、朝、目をシャキッと覚ましたい時や、運動の前に筋肉の動きをよくしたり、酸素の供給量がアップしたり、血液の流れをよくする事も期待できます。番茶などに多く含まれるカテキンは抗菌作用、虫歯予防、体脂肪低下の作用もあります。お茶うがいで風邪予防、インフルエンザの予防もできます。
美味しく飲むだけではない日本茶の活用法、日ごろの生活に活かしてみてはいかがでしょうか。